アルミ製の型材を利用してそれをそのまま見せて架構、工作物をデザインしようという試みです
鉄骨型材の断面形状をそのまま見せる上手なデザインが 昔から建築の世界では結構ありました それをアルミでやってみようという事です
アルミはその制約から(鉄に比べて強度が多少弱い、高熱にも弱い)建物の構造体(骨組み)に利用する事は行われませんでした
何年か前国の基準が変わって構造体にも使える様になりました ある時アルミの無垢のH型の型材があるのを知りました メーカーからサンプルを取りますと大変綺麗で上品でちょっと優しい感じがあるがインテリアに使ったら良いものが出来そうだなと感じました
手始めに調剤薬局の屋外サインの更新の時にデザインを兼ねたフレームとして使いました
錆には強いのでメンテナンスフリーに近い物が出来ました
フレームを構成し構造計算をすれば(申請が可能ですので)建物が作れます 鉄と比べると溶接が非常に難しいので基本的にボルト締めです 従ってボルトをゆるめれば解体、撤去も可能です 重量は鉄の1/3程度です
それから工場のラインの組立等生産の現場や機械の世界で広く使われているアルミフレームと締め具からなるシステムがあります 数多くの断面やモジュールがあり色々な物をユーザー発想で作りやすい製品群です 建築の分野ではまだほとんど見かけませんが結構応用出来そうです
この材料で少し作りました カタログから目的の部材を選んで机上でデザイン、組立をして材料発注して(長さにカット、穴あけも)搬入された物をプロが若しくは素人が現場で組み立てるやり方です 建築の従来の請負とは異なる工事方法が見えてきます
(日本のトップメーカー、ドイツの大自動車部品メーカーの代理店との取引事例があります)
この材料を使って建物とまではいかなくても色々な物を作ってみようと思います
これもアルミが軽い事が運搬、組立、実際使用する上でも大変助けになります
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